プラズマって?
プラズマとは、固体、液体、気体とは異なり、第4の状態と呼ばれる状態です。気体にエネルギーが加わることで、原子から電子が分離しイオン化した状態となります。これによって生じる、正に帯電した粒子(イオン)と、負に帯電した粒子(電子)が混在する状態がプラズマです。
プラズマは、自然界では太陽やオーロラ、稲妻などに見られ、人工的には蛍光灯やプラズマディスプレイなど、様々な分野で利用されています。

当院で使用しているプラズマペンは、上記のようなプラズマのエネルギーを利用して皮膚病変を除去します。チップ先端が人体などの導体に近づくと、高周波プラズマアークエネルギーが放出され、表皮細胞を蒸発させます。皮膚に直接触れず、焼灼することで、ハサミを用いた切除や針を刺して除去する方法(保険診療)よりも、傷跡や出血を最小限に抑えられ、治療後の回復も早くなります。
適応疾患:頚部アクロコルドン、老人性血管腫(cherry spot)、稗粒腫など
※基本的に、麻酔も必要とせず、外来でその日に施術を受けていただくことが可能です。
※病変の種類、大きさや部位によって、炭酸ガスレーザーをお勧めする場合もあります。


※照射直後、焼灼部位に赤みが生じますが、小さな病変であればおおよそ3日~7日程度で赤みは消退します。
※妊娠中や妊娠の可能性のある方 、治療部位に感染症がある方、ケロイド体質が強い方は施術を受けられません。
※術後のメイクは可能ですが、部位を強く擦るのはお控えください 。必要に応じて軟膏処置や創傷被覆材による処置をご案内いたします。処置を要しない場合も、保湿や日焼け止めは行ってください。